金融用語
ベータ
市場が動くとき、その銘柄がどれだけ揺れるか
ベータは、ある資産が市場全体に比べてどれだけ大きく動くかを示す数値です。ベータ1なら市場と同じ幅で、1.5なら市場が10%上がるときに15%上がる傾向があるという意味です。
ベータが高い銘柄は、テクノロジー株や成長株のように景気や心理に敏感なものが多くなります。逆に電気・水道・通信のように景気に関係なく需要が保たれる業種はベータが低く、市場が揺れても揺れ幅が小さくなります。
注意すべきは、ベータがリスクの一面しか見ていないことです。ベータは市場と連動して動く変動だけを測るもので、その会社固有の問題や会計不正といった個別のリスクは捉えられません。
またベータは過去のデータから計算した値であり、将来を保証しません。事業構造が変わったり負債が増えたりすればベータも変わります。参考指標として使い、一つの数字でリスクを判断してはいけません。 実際にはポートフォリオ全体のベータを見るほうが役に立ちます。高ベータの銘柄ばかり集めれば、市場が下げるときの下落幅もその分大きくなります。
