金融用語
安全資産(セーフヘイブン)
危機のときにお金が集まる比較的安全な資産
安全資産は、市場が揺れるときに価値を保つ、あるいはむしろ上がる資産です。米国債、金、ドル、円などが代表として挙げられます。
危機が来ると人々は危険な資産を売ってここへ集まります。株が暴落する日に国債価格が上がるのはそのためです。こうした資金の移動を「安全資産への逃避」と呼びます。
安全資産の条件は流動性と信頼です。いつでも大きな量を売れなければならず、発行体が破綻しないという信頼が必要です。米国債が代表の座にある理由がここにあります。
ただし「安全」が「損失なし」を意味するわけではありません。金利が上がれば国債価格も下がり、金は何年も横ばいのままでいることもあります。物価が上がる間に現金が失う購買力も実質的な損失です。
ですから安全資産は利益をねらう場所ではなく、揺れを減らす場所です。資産全体で一定の比重を置いておけば、市場が下げるときに売らずに耐える余裕が生まれます。
