金融用語
プライベート・エクイティ(PE)
少数の資金を集め企業ごと買って育てる投資
プライベートエクイティは、少数の投資家から資金を集めて企業を丸ごと買い取るファンドです。ベンチャーキャピタルが初期企業に投じるのに対し、こちらはすでに確立した会社を買収します。
買収したあとは会社を作り変えます。費用を削り、事業構造を整理し、経営陣を交代させます。そうして価値を高めたうえで、3〜7年ほど経ってから他社に売るか上場させて利益を得ます。
資金調達には借金を多く使います。自己資金は一部だけ入れ、残りは買収した会社の資産を担保に借ります。これをレバレッジドバイアウトと呼び、うまくいけば利回りは大きく跳ねますが、失敗すれば会社が負債に押し潰されます。
評価が分かれるのがまさにこの点です。不振だった企業を立て直したという評価と、借金を押しつけ人員を減らして短期の利益だけを取ったという批判が同居しています。
個人投資家には通常、門が閉じています。最低投資額が大きく資金が長く拘束されるからです。最近は上場運用会社の株式や少額でも近づける商品が出ていますが、構造が複雑なため注意が必要です。
