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リバランス — 比率が崩れたときにすること

作成者Fintentz
作成日2026年8月
  • 時間が経てば上がった資産の比率が自然に大きくなる
  • 放置すれば、自分が決めたよりリスクが大きい状態
  • 年に一度、または比率が5%ポイントずれたとき

なぜ勝手にずれるのか

株式60・債券40で始めたとします。数年株式が大きく上がれば、何もしなくても比率は75・25ほどになります。何もしていないのに、資産は最初に決めたよりずっと攻撃的に変わっているのです。よりによって相場が大きく下げるときにこの状態なら、損失もその分大きくなります。

時点株式債券
当初の比率60%40%
上昇相場3年後75%25%
リバランス後60%40%

いつ行うか

方法は二つあります。一つは日付を決めておくもので、年に一度同じ月に確認する形です。もう一つは基準を決めておくもので、ある資産の比率が目標から5%ポイント以上離れたら合わせる方式です。頻繁にするほど良いわけではありません。毎月行えば取引費用と税金が増えるだけです。

リバランスの本当の効果は、利益を増やすことより、リスクを決めた水準に保つことにあります。利回りが常に良くなるわけではありませんが、自分が引き受けると決めた分だけ揺れるようにしてくれます。

費用を抑える方法

売った瞬間に税金と手数料が発生するので、売らずに合わせる方法をまず考えてみてください。毎月入れるお金があるなら、比率が下がった資産にだけ入れるだけで徐々に均衡が戻ります。配当や利息を再投資するときも同じ方法が使えます。

  • 新しく入れるお金を比率の低いほうに集める
  • 税制優遇のある口座の中で先に調整する(課税が繰り延べ)
  • 損失の出た資産を一緒に整理して利益と相殺する
  • 許容幅を広く取り、取引の回数そのものを減らす

心理的に難しい理由

リバランスは、よく上がったものを売り、上がっていないものを買えと求めます。本能と正反対なので実行しにくいのです。だから「いつ、どの基準で」を前もって紙に書いておくことが重要です。その場の判断に任せればたいてい先送りになり、その間に比率はさらに開きます。

よくある質問

どのくらいの頻度で?

年に一度で多くの場合は十分です。複数の研究で年1回と四半期1回の長期の結果に大きな差はなく、頻繁に行うほど費用だけが増えました。

損している資産を買い増すの?

その資産を組み入れた理由がそのままなら正しいのです。ただし前提が根本的に変わったなら、比率を戻すのではなく計画そのものを見直すべきです。

積立だけでもリバランスは必要?

はい、ただしずっと簡単です。毎月入れるお金の向きを調節するだけでおおむね整うため、売る必要はほとんどありません。

税金が心配でもやるべき?

税負担が大きいなら、売る代わりに新しい資金で合わせる方法を先に使ってください。それでも足りなければ、税制優遇口座の中で調整するのが次の手順です。

目標の比率はどう決める?

お金が必要な時期と、下落にどれだけ耐えられるかで決めます。使う日が遠いほど株式の比率を高く、近いほど低くするのが基本です。

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