Fintentz

保険、本当に必要なものだけを選ぶ

作成者Fintentz
作成日2026年8月
  • 確率は低いが耐えられないことにだけ入る
  • お金が戻らないのが正常 — 損ではない
  • 自己負担額を上げれば保険料は下がる

判断の基準は一つ

保険に入るべきか迷ったとき問うべきことは一つです。「これが起きたら自分のお金で払えるか」。払えるなら入らなくてよい。払えないなら入るべきです。基準は確率ではなく大きさです。よく起きるが数万円で解決することは保険より緊急資金が向き、めったに起きないが起きれば生活が揺らぐことこそ保険の出番です。

状況確率適した備え
スマホ画面の破損高い緊急資金
働き手の死亡低い保険
重い病気・長期治療低い保険

保険は貯蓄ではない

「何も起きなければ払ったお金がもったいない」という考えから貯蓄型保険に移る人が多くいます。しかし二つの機能を一つの商品に束ねると、たいてい両方が中途半端になります。保障は薄く利回りは低いのに、事業費だけが抜けていく構造がよくあります。保障は保障、貯蓄は貯蓄と分けるほうがおおむね有利です。

払った保険料が戻らないのは損ではなく、事故が起きなかったという意味です。火災保険料を払って家が燃えなかったことを惜しむ人はいません。同じ理屈です。

保険料を減らす方法

  • 自己負担額を上げる — 小さな損失を負担できるなら
  • 少額を保障する特約を外す
  • 必要な保障は若いうちに入る(総額で有利)
  • 重複保障を確認する — 会社の団体保険と重なることが多い
  • 数年に一度、状況が変わったか点検する

必要な保障は変わる

扶養家族がいるときは死亡保障が最も重要ですが、子どもが独立しローンを返し終えたあとはその必要が大きく減ります。逆に年齢が上がれば医療・疾病の保障の比重が増します。一度入って20年そのままにすれば、今は不要な保障に払い続け、肝心なところが空いている状態になりがちです。

よくある質問

医療保険は必須?

公的制度がどこまで保障するかによります。空白が大きい項目があり、その金額を負担しきれないなら必要です。まず公的保障の範囲から確認してください。

若くて健康なのに今入る必要は?

扶養する人がいなければ死亡保障は急ぎません。ただし保険料は年齢とともに上がり、健康上の問題が出れば加入自体が難しくなるので、本当に必要な保障は先送りしないほうがよいでしょう。

解約すると損?

貯蓄型保険は早期に解約すると元本を下回ることが多くあります。ただし不要な保障に今後払う金額まで考えれば、今整理するほうが良い場合もあります。解約返戻金と残りの払込額を併せて比べてください。

担当者の勧めどおりでよい?

参考にはしても、そのまま受け入れないでください。販売手数料の構造上、保障の厚い商品を勧めやすいのです。「この特約がなければ何が起きるか」を項目ごとに問えば、必要なものだけが残ります。

請求すると保険料は上がる?

種類によって異なります。自動車保険のように事故歴が更新時の保険料に反映されるものもあれば、定額保障のように影響しないものもあります。加入前に更新条件を確認しておくとよいでしょう。

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