金融用語
基軸通貨
世界の貿易・準備の基準となる通貨
基軸通貨は、国際取引や各国中央銀行の外貨準備で中心となる通貨です。現在は米ドルがその位置にあります。
この地位を得るには条件があります。経済規模が大きく、金融市場が厚く、政治的に安定し、いつでも他の資産に換えられること。信頼が核心です。
基軸通貨国は大きな利点を享受します。自国通貨で借金でき、世界がその通貨を求めるため低い金利で借りられます。これを過剰な特権と呼ぶこともあります。
そのぶん他の国が影響を受けます。米国が金利を上げれば新興国から資金が流出し、その国の通貨が弱くなります。自国の経済とは無関係に衝撃が来るのです。
歴史的に基軸通貨は移り変わってきました。オランダのギルダーから英国ポンドへ、さらにドルへと移りました。ただしこうした移行には通常、数十年かかります。 個人にとって意味があるのは、ドル資産を一部持つことが為替リスクを減らす点です。危機のときに自国通貨が弱まれば、ドル資産の価値が上がって緩衝の役割を果たします。
