金融用語
ブラックスワン
予測できない衝撃の大きい稀な出来事
ブラックスワンは、誰も予想しなかったのに起きれば影響が甚大な出来事を指します。白鳥はすべて白いと信じていた欧州人が、豪州で黒い白鳥を見つけたことに由来する表現です。
三つの特徴があります。予測が事実上不可能であること、衝撃が極端に大きいこと、そして過ぎたあとで皆が「そうなると思っていた」と説明することです。最後の特徴がとくに危険です。
過去のデータで作ったモデルが無力になる地点でもあります。この30年になかったことはモデルに入っていないからです。金融危機のとき、安全とされた商品が崩れた理由がここにあります。
備える方法は予測ではなく生存力です。何が起きるかを当てようとするより、何が起きても完全には崩れない構造を作ることです。
具体的には、負担できない借金をせず、一つの資産にすべてを賭けず、数か月分の生活費を現金で持っておくことです。退屈ですが、これが実際に機能する備えです。
