金融用語
EBITDA
利息・税・減価償却前の利益
EBITDAは、利息・税金・減価償却を引く前の利益です。営業利益に減価償却費を足し戻した値で、事業がどれだけ現金を生み出しているかを測ろうとする指標です。
こう計算するのは比較をしやすくするためです。利息は借金の構造、税金は国ごとの制度、減価償却は会計方式によって変わります。これらを取り除けば、事業そのものの力だけが残ります。
M&Aや大規模な設備産業でよく使われます。通信、ケーブル、航空のように初期投資が大きく減価償却費が多く計上される業種では、営業利益が実際の現金の流れをうまく示さないからです。
問題は、この指標が会社に有利に見えるよう使われやすい点です。ウォーレン・バフェットは、減価償却も結局は実際に出ていくお金だと指摘しました。設備はいつか取り替えねばならないからです。
ですからEBITDAばかり強調する会社は、もう一度見るべきです。純利益と実際のキャッシュフロー計算書を併せて確認すれば、EBITDAは良いのに現金が枯れ続ける構造かどうかが表れます。
