金融用語
損益分岐点
利益も損失もない、ちょうど元が取れる点
損益分岐点は、利益も損失も出ない地点です。企業なら売上が総費用とちょうど等しくなる点、投資なら売買のコストまで含めて元本を回復する価格を指します。
企業の損益分岐点は、固定費を限界利益で割って求めます。月の固定費が100万円で、商品一つ売って500円残るなら、2000個売ってようやく元が取れます。そこから先が本当の利益です。
固定費が大きい事業ほど損益分岐点は高く、超えたあとの利益の伸びも速くなります。製造業や航空のように設備の大きい業種が不況で大きく揺れ、好況で大きく稼ぐ理由がここにあります。
投資では手数料と税金があるため、買値と損益分岐点は一致しません。10万円で買ったなら、10万円で売っても損得なしではなく、わずかな損です。短く頻繁に売買するほど、この差が積み上がります。 事業を始めるとき損益分岐点を先に計算しておくと、いつまで持ちこたえる資金が要るかが見えます。売上目標よりこの数字のほうが現実的な基準になることが多いのです。
