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72の法則 — お金が2倍になるまで何年?

作成者Fintentz
作成日2026.07.29
  • 72 ÷ 年利回り(%) = 2倍になる年数
  • 年6%で約12年、年9%で約8年
  • インフレに使えば、お金の価値が半減する期間

72の法則とは?

72の法則は、複利でお金が増えるとき、元本が2倍になるまでの年数を暗算でざっくり求める方法です。計算は簡単で、72を年利回り(%)で割るだけ。年8%なら72 ÷ 8 = 9で、約9年で元本が2倍になるという意味です。

なぜ72なのか? 正確な倍増の公式は対数が必要で暗算しにくいです。72はその近似値で、特に年6〜10%の範囲でよく合い、割り算もしやすいため、昔から暗算に使われてきました。電卓なしで投資期間の感覚をつかむ道具です。

例で計算してみる

利回りが高いほど倍になる時間は短くなります。下の表は年利回りごとに元本が2倍になるまでのおおよその期間です。たとえば100万円を年6%で運用すると約12年で200万円、さらに12年で400万円になります。

年利回り2倍になる期間
3%約24年
6%約12年
8%約9年
9%約8年
12%約6年

逆に、お金が半分になる期間も

72の法則は「目減りする率」にも同じように使えます。物価上昇率で72を割ると、今持っている現金の実質的な購買力が半分になる期間がわかります。物価が毎年3%上がれば72 ÷ 3 = 24で、約24年後には同じお金で今の半分しか買えません。現金を放置すると静かに価値が削られる理由です。

72の法則はあくまで概算です。正確な倍増期間とは少しずれ、利回りが極端に低い・高いほど誤差が広がります。期間の感覚をすばやくつかむ用途に留め、実際の計画は正確に計算しましょう。
複利計算機で計算する

よくある質問

なぜ69でなく72?

理論上もっとも正確な値は約69.3です。しかし72は2・3・4・6・8・9で割り切れ、暗算がずっと簡単です。だから正確さを少し譲り、計算しやすい72が慣習的に使われます。

毎年利回りが違う場合は?

平均利回りを入れてざっくり見積もればよいです。実際は上下するので正確な予測ではなく、「このペースならおよそ何年」という感覚をつかむ用途です。

マイナスにも使える?

はい。「減る率」に使えば半分になる期間が出ます。インフレや手数料のように毎年一定割合で価値を削るものに使えば、半減期を概算できます。

実際の投資でどう使う?

逆算に便利です。「10年で2倍にしたい」なら必要な年利回りは72 ÷ 10 = 約7.2%。目標期間と必要な利回りをすばやく結びつけ、現実性を測れます。

単利でも合う?

いいえ、72の法則は複利が前提です。元本にのみ利息がつく単利では倍増時間の計算が異なります。利息に利息がつき雪だるま式に増える複利のときだけ当てはまります。

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