フリーランスのお金の管理 — 収入がばらつくとき
- •最も少なかった月を基準に生活費を決める
- •入金と同時に税金分を取り分けておく
- •緊急資金は勤め人より厚く — 6か月以上
平均ではなく最低で暮らす
月500万円と100万円を行き来する人が平均300万円に合わせて暮らせば、100万円の月ごとに借金をします。代わりに100万円に合わせて固定費を組めば、稼げた月の超過分がすべて余裕になります。同じ収入でも結果はまったく変わります。
入ったらすぐ分ける
| 取り分 | 比率(例) | 用途 |
|---|---|---|
| 税金 | 25〜30% | 手をつけない別口座 |
| 生活費 | 最低の月を基準 | 毎月一定額だけ振替 |
| 緊急資金 | 満たされるまで | 6か月分の生活費 |
| 老後 | 収入の一定% | 2階がないので自分で |
肝心なのは毎月の固定額ではなく、入ってきた金額の比率で取り分けることです。固定額にすると少ない月に守れず規則が崩れます。比率なら多い月は多く、少ない月は少なく取られ、回り続けます。
税金は先に取り分けないと事故になる
給与所得者は税が先に引かれて残りが入るため気にすることが少なくなります。フリーランスは税がかかる前の金額がまるごと入ります。使い切ったあと申告時期に一括で請求されると、対応できない事態が生じます。入金と同時に別口座へ移すことだけが確実な方法です。
- 事業用口座を別に作り、生活用と混ぜない
- 仕事に使った費用は証憑を残す — 後で税を減らす
- 所得が増えれば取り分ける比率も上げる
- 社会保険料は今年の所得を基準に翌年調整される点を考慮する
仕事が途切れた月への備え
勤め人の緊急資金の目安が3〜6か月なら、フリーランスは6か月以上が安全線です。収入がゼロになる月は実際に生じ、その期間がどれだけ続くか前もって分からないからです。緊急資金が厚いほど条件の悪い仕事を断れ、それが結局は単価を守ります。
よくある質問
税金は何%取り分ければよい?
所得区分や経費によりますが、25〜30%から始めて初回の申告後に実際の税率へ合わせる方式が無難です。余れば緊急資金に回せばよいのです。
所得の証明はなぜ重要?
ローンや賃貸契約で求められます。所得があっても証明できなければ限度が大きく減るか断られます。きちんと申告することが結局は有利になる理由です。
老後の備えはどうする?
会社が入れてくれる2階がないので、3階の比重を大きく取る必要があります。税制優遇口座から埋め、毎月の固定額より収入の一定割合で入れるほうが続きます。
収入の多い月に使い切ってしまいます
生活用の口座には毎月同じ金額だけ自動振替し、残りは別の口座に置いてください。見える残高がそのまま使えるお金になり、自然に調整されます。
仕事が集中したとき全部受けるべき?
受けられる分だけ受けるほうが長期的に有利です。無理をして品質が落ちれば次の仕事が途切れ、それが収入の変動をさらに大きくします。
