複利計算機の使い方:元本・利回り・期間で将来の資産を計算する
お金を貯めたり投資の計画を立てたりするとき、一度は「今持っているお金は10年後にいくらになるのだろう」と考えることがあります。
単純に元本へ利回りを一度足すだけなら計算は難しくありませんが、毎年生まれた利益が再び元本に組み入れられる複利まで考えると、自分で計算するのは少し複雑になります。
そんなときは複利計算機を使えば、元本・利回り・投資期間を入力するだけで、将来の予想資産を簡単に確認できます。
複利とは何でしょうか
複利とは、元本から生まれた利益が再び元本に組み入れられ、次の期間には増えた金額全体を基準に再び利益が生まれる仕組みです。
たとえば最初に投資したお金から利益が出た場合、翌年は当初の元本だけでなく元本+それまでに生まれた利益を基準に計算します。
この流れが何年も繰り返されるほど、期間が長くなるにつれて単利との差が大きくなっていきます。
複利の基本的な仕組みは次の通りです。
将来の金額 = 元本 ×(1 + 利回り)^期間
式だけ見ると難しく感じるかもしれませんが、実際に大切なのは3つです。
元本・利回り・期間です。
複利計算機で必要な値は3つ
複利計算機を使うとき、まず入力するのは初期元本です。
今投資できる金額や、すでに投資している金額を入力します。
2つ目は年平均利回りです。
予想利回りや過去の平均利回りなどを参考に入力できます。ただし将来の実際の利回りを正確に知ることはできないため、あくまで仮定値として考えるのがよいでしょう。
最後は投資期間です。
1年・5年・10年・20年のように期間を変えてみると、時間が複利にどれほど大きな影響を与えるかがずっと分かりやすくなります。
たとえば元本と利回りはそのままにして、期間だけ変えてみてください。
最初は差が小さく感じても、期間が長くなるにつれて資産の増えるスピード自体が変わっていく様子が確認できます。
複利計算機はどう使うのですか
使い方は難しくありません。
まず複利計算機にアクセスし、今持っている元本や投資予定の金額を入力します。
次に予想する年平均利回りと投資期間を設定すると、入力した条件に応じた予想結果を確認できます。
一度計算して終わりにするより、条件を少しずつ変えて比較してみるのがおすすめです。
たとえば元本はそのままで利回りを変えてみたり、利回りはそのままで期間を延ばしてみたりできます。
こうすると、どの条件が長期の結果により大きな差を生むのかを直感的に確認できます。
利回りだけでなく期間も一緒に確認しましょう
複利を計算するとき、多くの人はまず高い利回りに注目します。
もちろん利回りも大切ですが、複利では時間も非常に重要な要素です。
同じ元本・同じ年平均利回りでも、投資期間が3年か20年かによって最終結果は大きく変わることがあるからです。
そのため複利計算機を使うときは、1つの結果だけを見るより、期間を何度も変えてみることをおすすめします。
たとえば同じ条件で1年・5年・10年・20年と順番に計算してみると、複利効果が時間とともにどう大きくなるかを簡単に比較できます。
特に投資期間が長くなるほど、以前生まれた利益からも再び利益が生まれるため、成長スピードが次第に変わっていきます。
予想利回りはどう決めればよいでしょうか
複利計算機で最も悩む項目の一つが予想利回りです。
ただし、必ず一つの利回りだけを決めて計算する必要はありません。
むしろいくつかの状況を想定してみるのが役立ちます。
たとえば保守的な場合、一般的な場合、高い利回りを想定した場合のように、いくつかの条件に分けて計算できます。
そうすれば、特定の利回り一つだけを信じるより、結果がどの程度の範囲で変わり得るかを確認しやすくなります。
過去に高い利回りを記録した資産でも、同じ成果が今後も続く保証はありません。
したがって計算機に入力した値は将来の利益を予測する確定値ではなく、比較のための仮定値として見るのが適切です。
複利の計算結果を見るときの注意点
複利計算機で出た結果が、実際の将来資産を保証するわけではありません。
計算機は、入力した利回りが投資期間中ずっと一定に保たれるという前提で結果を表示します。
しかし実際の投資では、利益が出る年もあれば損失が出る年もあります。
税金や手数料、追加投資、途中の引き出しなどの条件によっても、実際の結果は変わることがあります。
そのため計算結果を正確な将来予測値と考えるより、複利の仕組みを理解したり、さまざまな投資条件を比較したりするための参考資料として活用するのがよいでしょう。
自分で数字を変えてみると複利がもっと分かりやすくなります
複利を理解するために、最初から複雑な式を覚える必要はありません。
自分で数字を入力してみるほうが、むしろずっと簡単です。
元本と利回りを固定して期間だけ延ばしてみたり、期間はそのままで利回りを少しずつ変えてみてください。
特に長期に設定したときに結果がどう変わるかを見てみると、複利で時間が重要な理由が自然と理解できます。
気になる方はフィンテンツの複利計算機で実際に計算してみることで、さまざまな条件を比較できます。
複利計算機は将来を正確に当てる道具というより、元本・利回り・期間によって資産がどう変わり得るかを簡単に確認する道具だと考えればよいでしょう。
同じ条件で期間を少しずつ変えながら、複利の違いをぜひ自分で確認してみてください。




